緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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2017/07/14(金) 14:53:41.53 ID:rHT/Celd0
 「暑いだろうから、智絵里はここで待っててくれ」 
  
  
 「え、あっ、はい」 
  
  
 Pはそう指示を出すと、智絵里の側から、木から離れて原っぱにへと戻る。 
  
  
 そして膝を屈めて姿勢を低くし、地面にある何かを探し始めた。 
  
  
 「……」 
  
  
 「……」 
  
  
 「……ふぅ」 
  
  
 「……」 
  
  
 黙々と、Pは静かに何かを探す。その後ろ姿を、智絵里も静かに見守っていた。 
  
  
 彼が今、何を探しているかなんて薄々と理解はしている。 
  
  
  
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