二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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12:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:03:17.25 ID:jKZID4Vr0
その感情は、独占欲と、そして、恐怖だった。

自分の居場所を、アイデンティティーを奪われる恐怖。

学芸会でお姫様の役になれないからと駄々をこねる子供のようなものだ。

着飾ったちっぽけなプライドを、真っ当に破壊されるのを、ただ恐れていただけだった。

「キミのように人望があって、自分のしたいことを見つけて、なんでもできて……そんな人に、何が理解るっていうんだ」

嫉妬だった。

羨望だった。


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