二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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20:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:20:07.98 ID:jKZID4Vr0
もしガラスの檻から引き擦り出そうとするのであれば、傷つくときは一緒だ。

「だから、嘘が得意な美波さんに、敢えて言おう。キミはアイドルに何を求める?」

ならば、自分の持ちうる全てでぶつかろう。

アイドル二宮飛鳥として、アイドル新田美波に向き合おう。

飾った言葉でペルソナを被ることも、二宮飛鳥の表現であり自身の一部である。

偽る中でこそ、完全な嘘だからこそ真実が浮かび上がる。

「キミも心の何処かで求めているんだろう? 新しいセカイへの扉を……心奪われる瞬間を!」

手に力を込める。

熱を感じる。

肌の弾力を感じる。

今ここに生きている、人間の感触。


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