270:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 00:37:52.77 ID:z6Z3qMb1O
 フグ 
271:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 00:39:47.02 ID:vahrLNyt0
 堕悪魔の生け作り 
272: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/30(日) 00:51:47.20 ID:WCdpGmPz0
 侍女「やあやあこんばんは、奥州の料理はいかがです。美味しいでしょ?」 
  
 霊長の殺戮者「うん! 侍女さんも食べない?」 
  
 侍女「ぜひともご一緒したいところですが、私は給仕係ですので〜。さて、男子の皆様ご注目! 世にも珍しき女体盛りの登場でございます!」 
273: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/30(日) 23:25:05.04 ID:WCdpGmPz0
 拙者は夕餉の後、庭で弁慶殿に槍術の稽古をつけてもらった。佩いているのは刀だが、槍術の立ち回りは剣術と似通ったものがあり、敵の虚を突き連撃を加える技まで習得できたのでござる。今の拙者がいるのは、父上と弁慶殿のしごきがあったからと申しても過言ではない。部屋に戻ったのは深更、宙天にぶらさがった月が最も明るく輝く時。手燭に火を灯し、帳台の中で眠る霊長の殺戮者へと近寄ったのでござる。 
  
 底野「おや、まだ寝ていなかったのか」 
  
 霊長の殺戮者「ひゃ! お化け……じゃなくて、おにいちゃん? 怖かったよぉ……」 
274: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/31(月) 00:32:31.95 ID:7dQSpKfp0
 底野「さてと、弁太郎を迎えにいくか……」 
  
 ドンッ 
  
 底野「ぬおッ!?」 
275: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/31(月) 17:49:36.84 ID:v34qD4M3O
 朝は畑の作業を手伝い、昼に霊長の殺戮者と散歩に出かけ、夕方に弁慶殿から稽古をつけてもらい、夜に義経様に精を放ち……。そんな生活を3年も続けた頃。 
  
 ベートーベン(変装)「どうだい、奥州での生活は。霊長の殺戮者も大人びてきたし、裳着をさせても良いんじゃないかな」 
  
 底野「義経様との間に子ができないか、それだけが心配でござるよ……」 
276:名無しNIPPER[sage]
2017/07/31(月) 17:51:43.47 ID:YTyODfcdO
 ウィーン 
277: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/31(月) 18:19:20.61 ID:v34qD4M3O
 ベートーベン(変装)「ここから遥か西にウィーンって街がある。別名・はじまりの街。まぁ、年季の入ったシトー派修道院があるだけの街なんだけどね」 
  
 底野「そこへは無論、霊長の殺戮者も連れていけるのであろうな? そもそもウィーンなどという名は耳にしたことがない」 
  
 ベートーベン(変装)「いいや。霊長の殺戮者は連れていけない。ウィーンへの船旅は彼女には厳し過ぎる」 
278:名無しNIPPER[sage]
2017/07/31(月) 18:37:27.15 ID:90bU+Z+90
 無論 
279: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/31(月) 19:32:42.91 ID:v34qD4M3O
 底野「無論。たとえ雨が降ろうと槍が降ろうと、大地が割れ海が裂けようとも拙者は霊長の殺戮者の盾となろうぞ!」 
  
 ベートーベン(変装)「安心したよ、その言葉を聞いて」  
  
 底野「ならば……」 
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