36: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/19(水) 20:36:25.51 ID:Bur55UY40
警備兵「……今まですみません。これをお受け取りください」サッ
トンヌラ(僕のこと、ひょっとしてバレてない?)ホッ
トンヌラ「なぜ謝る。おい、その巾着袋からチャリンチャリンと金貨の音がするぞ。そんなものはいらん」
警備兵「いえ、ぜひ受け取ってください。実は私、現場監督の奥方と枕を交わしていたのです」
トンヌラ「おい、それは」
警備兵「金で解決できるとは思っておりません! しかし、腹を切るわけにもゆかず……。このお金と地図で、どうか勘弁して頂けないでしょうか」
トンヌラ「金で揉み消すというのか。なんて最低な奴だ。君みたいな人間を、匹夫というんだよ」
警備兵「申し訳ございません。好きなだけ匹夫と罵りくだされ」
トンヌラ「いや、もうよい。興が冷めた。金と地図は貰っておくから、早くどこへなりと消えろ」
警備兵「はッ!」ササッ
トンヌラ「……ふう」
トンヌラ「すごいな、お金と地図を一気に手に入れちゃった。ようし、魔王討伐に向けての第一歩だ!」
トンヌラ「>>37に行こう」
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