不思議の国のアリス「安価で不思議の国を冒険する」
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2017/07/21(金) 12:38:16.94 ID:fH7hkFZyO
 「あらあら?人の物を勝手に食べてはいけないですよ?」ピョン 
  
 イモアリス「!」 
  
 黒猫「可愛いイモムシさん?」 
  
 イモアリス「ね、ねこさんが喋ってる…?」 
  
 黒猫「私はこの森の案内人です」 
  
 イモアリス「あ、案内人?」ガタガタ 
  
 黒猫「うふふ、そんなに脅えて…安心してください、貴女をとって食べたりはしませんから?」クスッ 
  
 イモアリス「ほ、本当?」ビクビク 
  
 黒猫「貴女…このワンダーランドの住人ではありませんね?」 
  
 イモアリス「な、なんでわかったの?」 
  
 黒猫「一部始終全部見ていましたから」 
  
 黒猫「貴女がそのケーキを食べてイモムシの姿になるのも…」 
  
 黒猫「貴女がお腹を下してトイレに籠っているのも」 
  
 イモアリス「わ、私のおトイレしてる所を見たの!?」 
  
 黒猫「…………ワンダーランドの住人のう○こは金色です…よって……」 
  
 黒猫「貴女はこのワンダーランドの住人ではありません」 
  
 イモアリス「ふぇぇ/////」カーッ 
  
 黒猫「ふふふ、それにしても貴女は運がいいですね?」 
  
 イモアリス「え?」 
  
 黒猫「この家は謂わば森の住人達の集会所……今日は森の動物や鳥達が集まり、コーカス・レースをする日です」 
  
 イモアリス「コーカス・レース?」 
  
 黒猫「そしてそのケーキは動物達のおやつ……貴女のような可愛いイモムシさんが彼らに見つかってしまったら食べられてしまったでしょうね?」クスッ 
  
 黒猫「………特に…ドードー鳥は貴女のような愛らしい少女が大好物ですから」ニコッ 
  
 イモアリス「…………!!」ゾクッ 
  
 イモアリス「あ、あの……黒猫さん?」 
  
 黒猫「なんですか?」 
  
 イモアリス「……黒猫さんもそのレースに参加しに来たの?」 
  
 黒猫「うふふ、違いますよ?」 
  
 イモアリス「え?」 
  
 黒猫「このレースに参加するのはネズミや鳥などの森の住人、私は彼らを……」 
  
 イモアリス「…………え?」 
  
 黒猫「………いえ、何でもありません」ニコッ 
  
 イモアリス「?」 
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