橘ありす「サプライズパーティ」
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7: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:10:20.90 ID:Id0Prsv60

 ***


ありす「はぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」


トイレの個室に籠り、私は心の底から湧いてくる魂の叫びを上げた。


ありす「なんですかあの男! 今日誕生日だっけ!? 誕生日じゃなかったっけ!? そんなものですか! あなたの担当アイドルへの想いは、その程度ですか!」


誕生日だよ? もっとこう……ほら! あるでしょ!?
プレゼントが無いのはまだいいにしても、もっとかける言葉とか、あるでしょ!?

それが『おめでと』の4文字って! ふざけろ!


ありす「せめて『おめでとう』ってちゃんと言えーーーーーーーーーーっ! ……はぁ、はぁ」


思いっきり叫んで、息切れしてしまった。

落ち着こう、クールになるんだ……私はクールタチバナ、クールな女。


ありす「ふぅ……所詮あの男と私は、プロデューサーと担当アイドル。ビジネス上のドライな関係だったというわけですね」


好感度が可視化できるなら、私のプロデューサーへの好感度は今、0を振り切ってマイナスに達していることだろう。
もう今後、目を合わせて話すことはない。




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