14: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:16:00.27 ID:1oure80i0
「あ〜もうわかったから、説明するから待てって!」
プロデューサーさんは一人一人に説明していき空白の欄が埋まるごとに歓声が上がったりしている
「んで、最後はMemoriesの話だな」
15: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:16:27.08 ID:1oure80i0
アタシと奈緒の声が重なる
「だってMemoriesだろ!?」
「そんな先輩の曲をアタシたちが歌っても良いの!?」
16: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:16:55.97 ID:1oure80i0
プロデューサーさんは一呼吸入れて
「LOVE LAIKAの二人にもちゃんと許可貰ってるぞ」
「あの二人が…」
17: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:17:25.70 ID:1oure80i0
「ねぇ…奈緒?」
「なんだ…加蓮…」
「これは大変なことになっちゃったね…」
18: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:17:52.18 ID:1oure80i0
「あぁぁぁあ!!!!!」
レッスン室に響き渡る絶叫にも似た悲鳴
「奈緒?どうしたの?」
19: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:20:58.86 ID:1oure80i0
「普段とは違う向きで踊ったりしなやかに踊ったりさぁ…」
奈緒はスポーツドリンクを飲みながら自分が何でできないかの分析を始めていた
本人の顔は少し疲れている顔をしてはいるけど
顔色も良い…と思う
20: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:23:42.59 ID:1oure80i0
「ほーら、アタシだってしんどいんだから。もうちょっとがんばろ?」
アタシは奈緒に手を差し伸べる
しかし奈緒はアタシの言葉を聞いて少し顔が曇る
21: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:26:21.90 ID:1oure80i0
「どうしてもこの曲できなかったらアタシ…誰かに代わってもらうよ」
奈緒はアタシにそんなことを言ってくる
アタシ自身も自分の曲の振り付けなどで頭がいっぱいいっぱいになっていて
奈緒のこの一言がきっかけでピンと張り詰めていた糸が緩んでしまった
22: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:27:21.28 ID:1oure80i0
その後奈緒はソロ曲のレッスンがあるからといって別のレッスン室へと移動していった
アタシはその場に一人でいるのが苦しくてレッスン室から出て
近くの自動販売機のある休憩室に向かった
23: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:27:58.79 ID:1oure80i0
「新田さん…どうしよう…」
「え?」
アタシはいきなり新田さんに泣きついていた
24: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/08/02(水) 19:28:28.31 ID:1oure80i0
「確かにMemoriesのダンスって難しいよね、私も何回も失敗しちゃったし」
「新田さんも?」
「うん、私たちどっちもあの振り付けには苦労したんだよ?」
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