アナスタシア「流しソ連」 神崎蘭子「そうめんだよ」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/08/05(土) 10:45:18.88 ID:OmBVDc6xo

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 「あのぅ……どうして私が打ち水なんて……?」

 「みんなから聞きました。乃々は、結界術のエクスピェルト……達人だと」

 「サンクチュアリィは机の下限定なんですけど……」


しゃわしゃわ。しゃわしゃわ。

相も変わらず直射日光の襲い来る屋上に掛かったのは、小さな虹。
蛇口から伸びるホースを握るのは乃々でした。

戸惑いながらも存外丁寧に水を撒く彼女の背へ、アーニャは満足気に頷いています。
乃々とて流しそうめんに興味が無い訳ではありません。
雨にも負け、風にも負ける少女、森久保乃々。
この暑さでとけくぼとならない為にも、一生懸命サンクチュアリを築き上げます。

 「私もノルマ、こなしましょう」

昼下がりの屋上は賑やかな作業音に満ちていました。
タンクトップ姿となった夏樹の指示の下、着々とテントやテーブルが立てられていきます。
やる気満々で助力を申し出た主催が、アイスクリームの買い出しという大役を仰せつかります。
元気に駆けて行った蘭子を見送ると、夏樹は今のうちにピッチを上げるよう号を飛ばしました。


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