151:名無しNIPPER[sage]
2017/08/25(金) 08:50:06.51 ID:YJUOj6AJo
 おつおつ 
 人類の詰みっぷりたるや 
152: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/08/28(月) 17:06:37.87 ID:Ow1BdNejO
 リアルの仕事で大ちょんぼをやらかしまして、本日・明日と連日予定みっちりにつき完結投下日を水曜夜に延期致します。 
  
 ご迷惑をおかけします。誠に申し訳ありません。 
153:名無しNIPPER[sage]
2017/08/28(月) 17:29:21.99 ID:orxxxTPA0
 ドンマイです(^_^;) 
 お仕事頑張って〜 
154: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/30(水) 23:05:21.16 ID:LyWJyuTv0
 《砲撃、来ます!!!》 
  
 誰かが叫び、暗い空を幾つもの閃光が駆け抜ける。古めかしい造形の家が多いムルマンスクに弧を描いて降り注いだ砲弾の雨は、人間の歴史など知ったこっちゃないとばかりに容赦なく吹き飛ばしていった。 
  
 《シュミッタ通りに砲撃多数着弾、艦隊に損害無しも建造物倒壊多数!》 
155: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/08/30(水) 23:09:25.59 ID:LyWJyuTv0
 ( ФωФ)「おい、本性出てるぞ」 
  
 (*゚¬゚)そ「は!」 
  
 慌てて身体を起こして姿勢を正し、口の端から垂れていた涎を袖で拭う。ロマさんと部隊の皆は少し湿気た視線を私に送ってきたけれど、もう“慣れたもの”なので騒ぐ人はいなかった。 
156: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/08/30(水) 23:19:15.24 ID:LyWJyuTv0
 それよりも、今はこの港湾部の戦況だ。流石に私も、待ち望んでいた闘争に対する歓喜とは別の意味でも口元が引きつるようになってきた。 
  
 《ロシア軍より新情報が入電しました。ヴァイダ=グバ北部の海域にてヲ級flagship2隻を中核とした10隻を越える敵空母艦隊の“浮上”を確認。600機規模の艦載機が新たに此方へ向かっているとのこと》 
  
 《ノルウェー領ベルゲンの【泊地】からも深海棲艦航空機が大規模出撃、ムルマンスクに接近!ノルウェー、スウェーデン、フィンランドは空軍が壊滅しており迎撃不能!》 
157: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/08/30(水) 23:24:17.15 ID:LyWJyuTv0
 ( ФωФ)「………おい、クソ筋肉」 
  
 ( T)《なんだイボ痔禿げ野郎》 
  
 ( ФωФ)「おかげさまでなりそうだけどまだどっちもなってねえよ。ほんっっっっとよくもこんな性能性格両方吹っ飛んだの多数育て上げやがったな」 
158: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/30(水) 23:33:49.19 ID:LyWJyuTv0
 深海棲艦たちはその“憎悪”と高い戦闘能力故、とにかく私達人類を1人でも多く殺害する傾向がヒト型・非ヒト型を問わず強い。例外は奴等にとって唯一の深刻な脅威となる艦娘と交戦するときで、喩え駆逐艦娘単艦であっても奴等はあらゆる戦力を尽くして艦娘を“撃沈”しようとする。 
  
 眼前の前段艦隊も、それは同じだった。 
 知能の高いヒト型による指示があり、しかも私達の動きはきっと見えていたはず。にもかかわらず、前段艦隊は引き続き青葉ちゃんたちとの交戦に全戦力を注いだ。 
  
159: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/30(水) 23:45:48.97 ID:LyWJyuTv0
 『グァッ……ウゥアアアアアッ!!!!』 
  
 ( ФωФ)「ふんっ……!」 
  
 “刃”が突き刺さった位置から青くヌラヌラとした奴等特有の体液を吹き出しつつ、ハ級が激しくのたうつ。ロマさんの方も巻き込まれないようにと素早く右腕を引きながら飛び下がり、暴れるハ級から距離を取った。 
160: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/30(水) 23:54:02.32 ID:LyWJyuTv0
 (*゚ー゚)「Shoot!!」 
  
 『ギィイイッ!!!?』 
  
 私の右腕から“矢”が一本放たれる。 
484Res/548.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20