光は渡し人です
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107:名無しNIPPER[saga]
2018/06/07(木) 00:25:20.32 ID:Z6Ui7tjh0
光「お〜はよう〜!!!!」

ワタシの教室に入って、いつも通りの挨拶をやりました

でも......その中に
誰も私のこと知らないように

「あの? 誰?」

光「」

光「なんだよ〜 光だよ〜 田井中光〜!!!」

「......知ってる?」

「ううん」

しほ「おはよう」

「あァ! おはよう!しほちゃん」

光「あァ〜! しほおはよう」

しほ「......誰?」

光「」

光「ねぇ、裕乃ちゃん覚えているね」

裕乃「ご......ごめん」

光「」

光「そ......そうか」

陽子「席に付いて、そこの君、元のクラスに戻ってきなさい」

光「......なんで、誰も覚えてないのよ」

光「......あはははは、あはははははあははは」

私は......笑ってながら教室から離れた

しほ「......」

陽子「覚えてない? 」

裕乃「......待て」

裕乃はポケットから何かを取り出して
それを見た瞬間

裕乃の顔の血色は真っ青になった

裕乃「栞を見て、しほちゃん」

しほ「? ......あァ、ああああああ」

栞を見たしほも同じ反応だった

陽子「どうしたの? 何かあったの!?」

しほと裕乃は席からはなれて、教室から駆け出した

陽子「おい!!! 授業中なんだぞ!! おい!!!」

陽子「......」

手に持っている生徒リストを見た陽子も同じ反応だった

陽子「しまった!!!」

「先生!?」

陽子「ちょっと時間掛かるけど、すぐ戻ります!」

陽子も、教室から駆け出した

彼女が見たのは、不自然的に何も残っていた10号の生徒の名前

田井中光は本の中から消えていた



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