球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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557
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:11:28.82 ID:xlUQQs3U0
それでも軍艦・球磨は、この閉ざした世界で、在りし日の提督や共に戦った人達と過ごした、あの輝かしい日々の夢の続きを見ていた。
何時までも忘れない様に、消えない様に、失わない様に、必死に記憶を心へと手繰り寄せ、必死にかき集めた。
以下略
AAS
558
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:12:08.97 ID:xlUQQs3U0
――私に想いを託してくれた、提督の想い。
以下略
AAS
559
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:13:14.47 ID:xlUQQs3U0
それだけが、軍艦・球磨の慰めだった。
それだけが、軍艦・球磨の心の在り処だった。
以下略
AAS
560
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:14:33.33 ID:xlUQQs3U0
――提督。
以下略
AAS
561
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:15:17.92 ID:xlUQQs3U0
そしてそれでもなお、暗く透明な揺り籠に抱かれながら、軍艦・球磨はいつも夢見ていた。
軍艦・球磨は、在りし日の提督に貰った軍帽を抱き、ずっと待ち続けた。
以下略
AAS
562
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:16:21.65 ID:xlUQQs3U0
――でも……独りは寂しいよ……。
以下略
AAS
563
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:16:49.32 ID:xlUQQs3U0
軍艦・球磨は孤独に抗えず、独りずっと泣いていた。
以下略
AAS
564
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:17:28.52 ID:xlUQQs3U0
――軍艦・球磨は静かに語った――。
以下略
AAS
565
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:17:55.68 ID:xlUQQs3U0
提督。
お前はまだ、この世界の何処かに居るのだろうか。
以下略
AAS
566
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:18:35.00 ID:xlUQQs3U0
あの日、お前にそっと撫でられた、あの温もりが忘れられない。
お前やあの人達が私に託してくれた、あの熱い想いが忘れられない。
以下略
AAS
567
:
◆AyLsgAtuhc
[saga]
2017/08/26(土) 01:19:07.64 ID:xlUQQs3U0
提督、私は此処に居るよ。
以下略
AAS
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