【モバマス】カワイイボクらは斃れない【アニデレ】
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5: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/08/25(金) 01:07:51.15 ID:l79BlxhkO
 今の輝子は、まるで報告に来たときの様子が見間違いであったのかと思うほど、おどおどして自信なさげな元の輝子に戻っていた。

「いったい、なにがあったんです?」

 幸子がうつむいて不気味な笑い声を上げる彼女に尋ねた。

 幸子は輝子が常務のプロジェクトに選ばれたことをまるで自分のことのように喜んでいた。

 類い稀なる歌唱力を持ち、なにより自分のポジションを脅かしかねない程にカワイイ彼女がようやく評価され、表舞台で立つことを嬉しく思った。

 尊敬する親友が強力なライバルとして立ちはだかるのを楽しみにしていた。

 幸子にとってもプロジェクトの頓挫はとてもショックだった。

「このプロジェクト……常務のワンマンプロジェクトだったんだ……。それに夏樹さんと涼さんが納得できなかったみたいで……。まさか1回も歌わずに音楽性の違いで解散するなんてな……フヒヒヒヒ……。」


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