8: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/08/26(土) 19:47:32.10 ID:QhrAtV4YO
  
  
 非情にも杏ちゃんに見捨てられちゃったし、一人寂しくレッスンルームに向かう。 
 あ、飲み物部屋に置いてきちゃった。 
 まーいっか、レッスン終わってから戻ってくれば。 
 どうせフレちゃん完璧パーペキだからあんまり喉乾かないもんね。 
  
 レッスンウェアに着替えて、レッスンルームに到着。 
 ぼんじゅー!っと入室すると、トレーナーさんは一人でストレッチしてた。 
 アタシも早速準備運動。 
 ちゃんと身体ほぐさないと大変だからね。 
  
 おいっちに、さーんし、おいっちに、さーんし。 
 どうよ、フレちゃん柔らかい! 
 もう軟体動物名乗っていいんじゃないかなー? 
 ほら、床にしっかり手が張り付く! 
  
 それにしても、トレーナーさんはいつまでストレッチしてるんだろ。 
 はやくレッスン始めないのかな? 
 時間は有限だよ、ワトソン君! 
 貴重なティーンエイジャーの時間は無駄に出来ないよ! 
  
 「……遅いな、宮本……」 
  
 「あれー?宮本のフレデリカちゃんならもー来てるよ?」 
  
 「んっ?!すまん、気がつかなかった。ストレッチに夢中になり過ぎたか」 
  
 「もー、ちゃんと挨拶したのに。耳だけ年取った?耳年増ってやつ?」 
  
 「よし、腕立て1000回からだな。大丈夫だ、若い宮本なら余裕でこなせるだろう」 
  
  
  
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