107:名無しNIPPER[saga]
2017/09/02(土) 19:06:47.47 ID:4RLwC4O6O
 ――翌日、路地裏 
  
  
 キュウべぇ「時間が経ちすぎてる」 
  
 キュウべぇ「昨日の使い魔は完全に逃げてしまっているね」 
  
 さやか「そう・・・」 
  
 まどか「ねぇ、さやかちゃん」 
  
 さやか「?」 
  
 まどか「このまま魔女退治を続けてたら、また昨日の子と会うんじゃないの?」 
  
 さやか「当然そうなるだろうね」 
  
 まどか「だったらさ、先にあの子ともう一度会って、ちゃんと話をしておくべきじゃないかな?」 
  
 まどか「じゃないと、またいきなり喧嘩の続きになっちゃうよ」 
  
 さやか「・・・・・・」 
  
 さやか「喧嘩ねぇ・・・」 
  
 さやか「夕べのあれが、まどかには只の喧嘩に見えたの?」 
  
 まどか「・・・ぇ?」 
  
 さやか「あれはね、正真正銘殺し合いだったよ」 
  
 さやか「お互い嘗めてかかってたのは最初だけ」 
  
 さやか「途中からは、あいつも私も本気で相手を終わらせようとしてた」 
  
 まどか「そんなの・・・尚更駄目だよ」 
  
 さやか「だから話し合えって?」 
  
 さやか「バカ言わないでよ!相手はGSの為に、人間を餌にしようって奴なんだよ」 
  
 さやか「どうやって折り合い付けろって言うの?」 
  
 まどか「さやかちゃんは、魔女をやっつけるために魔法少女になったんでしょ?」 
  
 まどか「あの子は魔女じゃない、同じ魔法少女なんだよ・・・」 
  
 まどか「仲良くする方法だってきっとあると思うの」 
  
 まどか「やり方は違っても、魔女を倒したいって気持ちは同じでしょ?」 
  
  
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