149:名無しNIPPER[saga]
2017/09/03(日) 13:27:37.62 ID:7rGYT6nl0
 ――市街地、バス停 
  
  
 まどか「さやかちゃん……あんな戦い方ないよ」 
  
 まどか「痛くないなんて嘘だよ……見てるだけもで痛かったもん…」 
  
 まどか「感じないから傷ついても良いなんて、そんなのダメだよ……」 
  
 さやか「ああでもしなきゃ勝てないんだよ、私…才能ないからさ」 
  
 まどか「あんなやり方…さやかちゃんの為にならないよ」 
  
 さやか「私の為って何よ」 
  
 まどか「ぇ…」 
  
 さやか「こんな石ころにされて、何が私の為になるっていうの?」 
  
 さやか「自分は安全な位置から高みの見物でさぁ。知ったようなとこ言わないでよ」 
  
 まどか「さやかちゃん…私、そんなつもりじゃ……」 
  
 さやか「今の私はね、魔女を狩るだけの道具なの」 
  
 さやか「死んだ体を操って、生きてるふりをしてるだけ」 
  
 さやか「そんな私の為に誰が何をしてくれるってわけ?」 
  
 まどか「でも、私は…さやかちゃんに幸せになって欲しくて……」 
  
 さやか「なら、あんたが戦ってよ。幸せになって欲しいって言うんなら」 
  
 さやか「魔女の一体でも狩って見せなさいよ」 
  
 まどか「私は…」 
  
 さやか「キュウべぇから聞いたわよ。あんた誰よりも才能があるんでしょ」 
  
 さやか「私の為とか言うのなら、同じ土俵に立ちなさいよ」 
  
 さやか「無理よね。只の同情で人間やめられる訳ないもんね!」 
  
 まどか「同情なんて…そんな」 
  
  
  
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