狂愛劇場 『安価・コンマ』
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156: ◆gRg7tzHAPs[saga]
2017/10/15(日) 01:24:02.28 ID:pY3HZcyT0
【格闘家の攻撃!】


秘書(音をかき消し、接近……! 攻撃と防御の両立した上手い手です。ですが――!)

上空から叩き落とされた秘書は痛む身体に鞭打ち、全力で歌を奏で始める。
格闘家はまだ空中にいる。踏みしめるものがない空ならば、先程のように振動で歌を相殺できはしない――!
喉も枯れよと言わんかりに、ありったけの魔力を込めて秘書は歌う。
だが、

格闘家「――――」

だが、格闘家は歌に惑わされる様子もなく危なげなく着地した。
耳を押さえる仕草すらない。

秘書「そんな、どうして……先程までは確かに」

格闘家「すまないな、先程跳んだ時に対策をさせてもらった」

見れば、格闘家の耳からは血が流れ出していた。おそらく自分で鼓膜を破ったのだ。
聴覚がまともに作用していなければ、いかに魔力のこもった歌であろうと通用しない。そして、叩き落とされ痛んだ翼では逃げることもできない。
もはや秘書に打つ手はなかった。

秘書「申し訳ありません、オーナー……」


【秘書が戦闘不能になった!】
【支配人は目の前が真っ暗になった!】


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