121: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:41:23.45 ID:7P72JQHN0
 大和「そういうことなら・・・うん。きっと、問題ないわ」 
  
 神風「・・・?」 
  
 大和「ふふっ。だって・・・」 
122: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:41:49.65 ID:7P72JQHN0
  
 大和「だって、この鎮守府には、間違いなく貴女が必要だもの」 
  
  
123: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:42:24.08 ID:7P72JQHN0
 神風「・・・」 
  
 神風「・・・そんなことないです。たまたま今はこの鎮守府に艦娘が少ないから、私でも必要だって思ってくれるかもしれない」フイッ 
  
 神風「けれど時間が経って、他の艦娘がたくさん来たら、私なんて、きっと・・・」 
124: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:42:54.64 ID:7P72JQHN0
 大和「待って」 
  
 神風「・・・」 
  
 大和「・・・この先、とか今だけ、なんて貴女は言うけれど・・・それって、悪いことかしら?」 
125: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:43:42.49 ID:7P72JQHN0
  
 大和「でも・・・私たちにとって一番大切なのは、今この時でしょう?」 
  
 神風「・・・!」 
  
126: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:44:31.10 ID:7P72JQHN0
 大和「もちろん貴女の言うように、未来のことや過去のことも踏まえて行動することも大事なことよ?」 
  
 大和「けれど・・・けれど、私たちは艦娘。今この時、私たちが必要とされている場所で、私たちを必要としてくれる人たちのために全力で戦うことが、私たちの役目じゃないかしら」 
  
 神風「それ、は・・・」 
127: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:45:22.69 ID:7P72JQHN0
 神風(背負う・・・痛みを、苦しみを・・・) 
  
 神風(私の・・・千切れかかった、この想いを・・・) 
  
 神風(誰、が・・・?) 
128: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:46:05.09 ID:7P72JQHN0
 神風(・・・) 
  
 神風(私は・・・) 
  
 神風(私は・・・神風型駆逐艦の一番艦・・・) 
129: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:47:01.33 ID:7P72JQHN0
  
 ・・・・・ 
  
 『神風型なんて古い駆逐艦、うちには必要ねえよ』 
  
130: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/11/13(月) 22:48:15.12 ID:7P72JQHN0
  
 『何か困ったことがあったら、いつでも私に相談しなさいよ』 
  
 こっちの台詞。私は貴女が心配よ。 
  
183Res/80.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20