12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:03:19.95 ID:+EtVRVLso
櫻子「で、いきなりどしたの?」
ちなつ『それなんだけど……あ、ちょっと替わるね?』
櫻子「?」
『……あ、もしもしー? あかりだよ〜』
櫻子「あかりちゃーん! うわあ久しぶり〜!///」
吉川さんは赤座さんに電話を替わったようだ。櫻子は一層明るい表情になって、うきうきしながら通話していた。
赤座さんと吉川さんの二人は同じ高校に進んだから、きっと今もよく一緒にいるのだろう。一年生の時に、同じクラスになれていると聞いたことがある。
櫻子「そっちも一緒にいるんだね!」
あかり『うん! 今は二人でカフェに来てるんだよ〜』
櫻子「いいね〜」
あかり『それで……櫻子ちゃんたちも、もう夏休み入ったよね?』
櫻子「うん今日から。あ、もしかして……?」
あかり『よかったら、みんなで集まって一緒に遊ばない? って思って』
櫻子「うわー! やったーー!」ぴょんこ
あかり『えへへ、向日葵ちゃんにも聞いてみてくれる?』
櫻子「向日葵! あかりちゃんたちが遊ぼうだって! いいよね!?」ばっ
向日葵「ふふ、もちろん構いませんわ」
櫻子「もしもしー? 向日葵も大丈夫だってよ!」
突然の連絡は、どうやら遊びの約束のようだった。
櫻子が喋ってはいるが、お二人は私の携帯に連絡を寄越してくれたんだなぁ……と思うと、吉川さんと赤座さんへの感謝の気持ちがじわじわと胸にこみあげてきた。
こういう友人からの気兼ねない連絡というのは、本当にありがたい。
櫻子「うん……うん! じゃあ明日ね、はーい!」ぴっ
向日葵「……なんですって?」
櫻子「明日あそぼーだって! 二人がうちに来てくれるよ!」
花子「ここに?」
櫻子「よかったね花子、あかりちゃんもちなつちゃんも花子に会いたいって言ってたよ」
花子「え……あ、でも花子、明日は未来のおうちに行かなきゃだから……///」
櫻子「なーんだ、それじゃしょうがない」
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