18:名無しNIPPER
2017/09/08(金) 03:03:16.34 ID:nzHpWTAn0
それで、3人で 「 どこか行きたいねー 」 なんて話で盛り上がりながら、戦車ガレージに併設されている更衣室に着きました。
ヒップ 「 どうせなら秋らしく、紅葉を見に行きたいですわ! 」
ルクリリ 「 お、いいわね! それ! 」
ニルギリ 「 確かに、ちょうど今頃ですよね、神奈川県内の紅葉の見頃って 」
実に楽しい会話でした。 いつまでも続けばいいと思ってしまうほどに、楽しい会話でした。
しかし、私は実現するとは思っていませんでした。
だってそんな、紅葉を見に行くだなんて、それじゃまるで、ちょっとした旅行です。
横浜駅の界隈で遊ぶ、とか、そんな小さなレベルじゃありません。
ルクリリ様と旅行ですよ?
私には恐れ多くて、現実のものとして受けて止めきれません。
だって、あのルクリリ様と、旅行、ですよ?
プライベートなルクリリ様がいっぱい見れてしまうのですよ?
そんなの、妄想の産物か、テレビの向こうの話か、来世に期待するしかないようなシチュエーションですよ?
実現するわけないじゃありませんか。
……それに、ルクリリ様と仲良く遊びに行くためには、ちょっとした高いハードルを越えなければなりません。
だから、私はこれが社交辞令なのだとわきまえつつ、ウキウキした雰囲気を声に乗せて、叶うはずのないお喋りに興じました。
そしたら……そしたらです。
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