星梨花「プロデューサーさんと夜のお散歩」【ミリマス】
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11: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:50:08.27 ID:e6wKF1F40
星梨花「……わたしからみればプロデューサーさんは立派な大人です。わたしの知らないことをたくさん知っていて、いろんなことができて……」

飾らない言葉で答える。

P「うーん……星梨花の前だからカッコつけようとしているだけかも」
以下略 AAS



12: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:51:46.55 ID:e6wKF1F40
ふと独り言のようにポツリと漏らす。

P「こんな田舎道を歩いていると子どもだったころを思い出すなあ」

星梨花「そうなんです?」
以下略 AAS



13: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:53:00.94 ID:e6wKF1F40
P「ただ大人になってみて考えると案外近い場所だったんだよな。車でいけばそう時間もかからない、電車でいけば数駅だ」

P「星梨花には悪いが大人ってこういう現実を知るってことかもしれないな……」

星梨花「……プロデューサーさんに悪いかもしれないんですが、それはちょっと違うかなって」
以下略 AAS



14: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:54:00.13 ID:e6wKF1F40
星梨花「わたしがアイドルを目指すきっかけは初めて会った面接のときに話しましたね」

P「たしかお父さんの友達にアイドルのことを教えてもらって……広い世界を見たくなったんだっけか」

星梨花「はい。あのときわたしは必死だったんです。何かを見つけないとって」
以下略 AAS



15: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:55:15.77 ID:e6wKF1F40
星梨花「プロデューサーさんはどうなったら大人になるって思います?」

P「ええっと……いろいろあると思うが……」

星梨花「わたしは20歳になれば大人になる……なっちゃうと思ってるんです」
以下略 AAS



16: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:58:23.77 ID:e6wKF1F40
星梨花「アイドルになってたくさんのことを知りました。アイドルになることで外の世界に飛び出したんです」

P「外の世界?」

星梨花「そうですね。……例えばわたしがバイオリンができるようになりたいと言えばすぐに有名な先生を付けてくれて、家には防音室が作られました。どこかに行きたいと言えばどこにでも連れてってくれたりもしました。わたしが望めばたいていのことは実現されました」
以下略 AAS



17: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 23:00:23.24 ID:e6wKF1F40
星梨花「アイドルになると箱崎家の看板と関係なく、平等にスタートラインに立つことができました」

星梨花「今まで通りにいかず涙が出るくらい悔しい体験もありました、どうやってもこの人にはかなわないと絶望感に打ちひしがれるときもありました」

P「そうだったんだな……」
以下略 AAS



18: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 23:02:12.83 ID:e6wKF1F40
星梨花「ファンの人たちです。わたしは知らないこともできないこともたくさんあります。それでもファン人たちはわたしたちを一生懸命に応援してくれます。だからそれに応られるように毎日ちょっとずつでも前進していくんです」

星梨花「大人になればいつかどこかで地に足をつけないといけない日が来るかもしれません。でもわたしは知らないことがある限り前へ前へと進んでいきたんです」

星梨花「でもわたしだけではまだ遠くへ行けません」
以下略 AAS



19: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 23:03:43.50 ID:e6wKF1F40
自分と肩を並べて歩く少女を改めて見返す。

俺は星梨花をどこかで守らなきゃいけない対象だと思っていたかもしれない。

真摯な態度で活動に打ち込む星梨花すごく失礼だったと思う。
以下略 AAS



20: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 23:04:53.93 ID:e6wKF1F40
ありがとうございました
またね


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