星梨花「プロデューサーさんと夜のお散歩」【ミリマス】
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7: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2017/09/08(金) 22:45:57.96 ID:e6wKF1F40
なんとか通りに出る。

舗装は一応されているが車道と歩道が分かれていることもなく、ただただ道が目の前に広がっている。

ちょっとした月明かりと電灯のみで辺りは暗い。

おかげか星が良く見え、そういえばこの子は星を冠する名前だったな、とふと思った。

周囲を見渡すと遠くにぽつんぽつんと民家があるくらいで、あとは田んぼが広がるばかり。

店らしきものも1軒だけ駅から降りてすぐのところにあったが、とうの昔に潰れてしまったのだろう。

木造でできたその建物はとっくに荒れ果てていて、さび付いた看板からはかつて時計屋が営まれていたことが読み取れた。

人の気配もなく、虫の鳴き声が重なるばかりでここは俺と星梨花しかいない世界かと錯覚してしまうほど。

星梨花に危険があったら守らなくちゃな、とりあえず溝に落ち込んだら大変だから道の真ん中側を歩かせた方がよいか? などと考えながら星梨花を眺めると、彼女はステップを踏むように足取りを刻んでいた。これまた可愛らしい。



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