【ミリマス】歌織「分かってます。音無さんにはナイショですね?」
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11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/20(水) 18:37:02.80 ID:aEft37UE0

そう、仕事帰りの寄り道で、こんな話になるなど予想外。

プロデューサーさんは恐る恐るといった様子で私から馬券を受け取ると、
その番号を確認して驚いたように言いました。

「これ、さっきの一着じゃないですか!」

「だから本当に当たっちゃうなんて、夢にも思っていなくって」

「でも、それでも凄いっすよ歌織さん! 単勝ドンピシャと当てちゃって――」

けれども、彼はそこまで言ってピタリと動きを止めました。
眉の間に皺をよせ、何やら釈然としない顔で訊いてきます。

「待って下さい。どうして俺に勧めた馬じゃあ無いんです?」

その瞬間、今度は私が恥ずかしさで動きを止める番。

「そ、それはその……。アナタが言って、くれたから」

「言った? 言ったって……俺がですか? 何を? ドコで?」

「うぅ〜、覚えていませんか? 全く身に覚えがない?」

「え、えぇ。なんのことやらサッパリで……」

「……その子は、あの、二人でパドックを見てる時に、アナタが決めてくれた子です」


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