【ミリマス】歌織「分かってます。音無さんにはナイショですね?」
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20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/20(水) 18:45:17.01 ID:aEft37UE0

「プロデューサーさん」

「はい、なんです?」

「私、この子が欲しいです。この子に決めてもいいですか?」

困った人だと言うように、彼が私を見ています。
困った人ですと言うように、私も彼を見返します。

「……ホントに後悔しませんね?」

「ええもちろん。……だって、アナタと選んだ子ですから」

すると彼は、最後の確認をするかのようにぬいぐるみをあちこち見回して。

「……まっ、決めるのは歌織さんですから。それじゃ、サクッと買って帰りますか」

そう言って立ち上がる、プロデューサーさんの手にもお馬さん。
思わず私は驚いて、彼に尋ねてしまいました。

「その人形は? プロデューサーさん」

「これですか? 音無さんへの貢物」

パタパタ走らせるように動かして、彼が笑って答えます。

「このまま機嫌が悪くっちゃ、領収書がいつまでたっても片付かない」


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