ルビィ「──気の引ける誕生日。」
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15: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/09/21(木) 00:03:23.20 ID:PRn4YQDVo

ダイヤ「貴方が生まれてきてくれて……いつも、わたくしの傍に居てくれて、本当に感謝してる。大好きで大切なたった一人の自慢の妹なのよ。」

ルビィ「お姉ちゃん……」

ダイヤ「祝われてはいけないだなんて……こんなおめでたい日に、そんな寂しいこと考えなくていいのよ。」

ルビィ「……ぅん」

ダイヤ「あの日、産まれて来たばっかりの赤ん坊だった貴方の手を握ったときから──ずっと、ずっと貴方はわたくしにとって大切な、大切な妹なんだから……っ」


ルビィを抱きすくめるお姉ちゃんの手にルビィはそっと自分の手を重ねた。その手は少し、ひんやりとしていた。

昔から知ってるお姉ちゃんの温度だった。


ダイヤ「ルビィ……誕生日、おめでとう──」





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