25: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/24(日) 13:43:58.77 ID:B12wsVOd0
塞「部活は?」
白望「行くよ。顔洗ったら行くから、先に行ってて……」
私を振り返り、シロはそう言って、のそりのそりと廊下を進んでいく。
やはり、どこか様子がおかしい。
シロは何かを恥ずかしがっていたと言うが、いったい今のやり取りのどこに恥ずかしがるようなことがあったのか、私には見当もつかない。
体調不良を誤魔化すために適当なことを言っているのではないかと、まだ疑いが晴れない。
白望「……そうだ」
なんとなく歩み行く背を見送っていると、シロは立ち止ま私を振り返った。
塞「なに?」
白望「私、やっぱり体調悪そうに見えた……?」
塞「? 見えたけど?」
白望「そう……塞にもそう見えたか……」
シロは天井を仰ぎ、眉を顰め、気だるげにため息をついた。
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