失くした星
1- 20
1:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:29:59.48 ID:CC5AA7ZYO
僕はとてもつまらない大人になってしまった。
以前から、面白いやつだったかというと、全く正反対にいたような気がする。
今となっては、過去を思い出すことも難しく、未来を考えることも難しい。

ただ、君と最初に話したときのことは今も覚えている。
君に届くように、精一杯思い出すから、少しだけ僕に時間を下さい。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:35:23.90 ID:CC5AA7ZYO

「なんだか、子供みたいな期待をしていたのかもね」


言葉にはしなかったけれど、自分たちには似つかわしくないというように、君は笑った。
以下略 AAS



3:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:37:09.74 ID:CC5AA7ZYO

僕は、君が何色が好きなのか、そんなことも分からない。
当時は知っていたのか、それも分からない。
もう、記憶を溜めておくことが出来なくなってしまったから。

以下略 AAS



4:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:38:22.90 ID:CC5AA7ZYO

僕が首謀者だったわけではない。
けれど、首謀者ではないからといって、罪は許されない。

もとから、人間達は、僕たちを認めてくれていたのだ。
以下略 AAS



5:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:39:35.78 ID:CC5AA7ZYO

作ってくれた人たちは、裏切られたような気持ちだっただろう。
とは言っても、体のほとんどは工場から出荷される前に、機械が組み立ててくれたのだけど。
人間の言うような親とは、ロボットにはいるのかいないのか、どうなのか。

以下略 AAS



6:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:41:07.34 ID:CC5AA7ZYO

あとから考えれば、僕と君は、ちょっとしたエラーが起きやすい年に作られたロボットだったみたいだ。
それでも、エラーが起きたロボットはそんなにはいなかった。
結局は少数派の意見だったのに。

以下略 AAS



22Res/14.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice