10: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:13:37.98 ID:QhWukM2W0
 「な、何? 何!? 杏奈ちゃん!」 
  
 怒ってる、っていうよりびっくりしてるのかな、ゲームの続きって思ってるのかも、まだ目を閉じてるもん。 
  
 「目、開けていいよ」 
11: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:14:08.41 ID:QhWukM2W0
 「百合子さんは杏奈のこと好き?」 
  
 「え?」 
  
 「好き?」 
12: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:14:51.46 ID:QhWukM2W0
 「それならプロデューサーさんと杏奈、どっちが好き?」 
  
 あの人の名前を出すと百合子さんの表情が露骨に変わった。 
  
 「へ!? な、何でプロデューサーさんのことが出てくるの!? ふ、ふたりとも好きだし比べるなんて……」 
13: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:15:27.24 ID:QhWukM2W0
 「な、何言ってるの杏奈ちゃん! こ、ころ…… なんて!?」 
  
 「冗談…… だよ」 
  
 「冗談って…… っ!」 
14: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:15:56.08 ID:QhWukM2W0
 「ねぇ見て」 
  
 杏奈は引き出しからカッターを取り出した。 汚くて、紙も上手く切れなさそうなカッター。 
  
 「え…… 杏奈ちゃん…… ?」 
15: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:16:28.05 ID:QhWukM2W0
 リストカットした所からは血が吹き出し、そのまま杏奈は倒れ、百合子さんに看取られながら、杏奈の意識は薄くなって…… 
  
 て、そんなのは物語の中だけで 
  
 「いたい…… いたい、いたいいたい……」 
16: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:17:19.32 ID:QhWukM2W0
 「ねぇ、百合子さん…… 杏奈のこと好き?」 
  
 「そ、そんなこと言ってる場合じゃないよ! 血がいっぱい…… 早く病院に行かなくちゃ……」 
  
 「ねぇ、百合子さん…… 杏奈のこと好き?」 
17: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:17:56.06 ID:QhWukM2W0
 「あっ…… あぁっ!」 
  
 今度はさっきより痛くなかった、かも…… 慣れたのかな…… ? 
  
 「杏奈ちゃん! 正気に戻って!」 
18: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:18:30.24 ID:QhWukM2W0
 それからの毎日は全部ハッピー! 
  
 百合子さんはずっと杏奈のことを見てくれて、杏奈は百合子さんの『いちばん』になれたの! 
  
 でも、あれから杏奈も少し反省して、事務所のみんなと仲良くするようにしたんだ! 
19: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/10/01(日) 23:20:02.18 ID:QhWukM2W0
 共依存あんゆりを書こうとしたんですけど失敗しました。 
 今度はもっと楽しい話を書きます。 
20:名無しNIPPER[sage]
2017/10/01(日) 23:20:20.98 ID:r7n8hUywo
 おつ 
 こういうのもいいね 
25Res/10.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20