開拓者「安価で思い出の町を作る」
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211: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/11/04(土) 18:18:45.98 ID:A8DUifUBo
市長「市長に就任したからには、全身全霊をもって王国の発展のために尽くす事をお約束します!」

市民「ワアアアア」パチパチパチパチ

デモ隊「貿易反対!! 外国船追放!!」


竹林の町の新市長はひとまず外国への食糧輸出を停止。国内需要を優先すると発表。それに伴い暴動は鎮まった。

しかしその一年後、貿易は再開した。

公表は避けていたが、市長は外国の商人に輸出の停止ではなく、一年間待つように頼んでいたのだ。

そして一年の猶予期間に、輸出をしても食糧が足りなくなることは無いと判明。

市長は反対派への丁寧な説明を経て再開に漕ぎつけたのだ。

開拓者の町作りによって王国全体の生産力が向上したことも、輸出再開の一因だ。


筋肉戦士「無念。我は誰も救えなかった……」

竹槍戦士「竹槍じゃ守れねぇのか……クソッ!」

水産学者「研究用の魚がほとんど流された!」

農民「水田も全滅です……」

建築家「皆! 俺だって辛い。妻を失った。でも前を向いて進むべきなんだ……!」


ある年には川が氾濫し町が大きな被害を受けた。死者、行方不明者も決して少なくなかった。

市長は特に何の対策も取っていなかった事を悔やみつつ、建築家主導での港や家屋の再建、堤防の工事を行わせた。

幸いなことに輸出先の諸島国から支援物資が届き、市民および王国民が生活に苦しむことは無かった。

二百年戦争以後も根深く残っていた王国民の反諸島国感情が、この災害の年から薄れ始めたといわれている。


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