59:名無しNIPPER[ saga]
2017/10/09(月) 17:08:54.96 ID:z2pfCoawO
 美波「愛梨ちゃんが親戚だって話は聞きましたよね。実は私と文香さんもそうなんですよ。子供の頃からの癖でつい兄さんって呼んでしまうんです」 
  
 聞いていたわけでもないのに、俺が話しそうなことはお見通しというわけだ。 
  
 文香「今日は親戚で集まる日だと決まっていたんですが、兄が仕事と偽ってこういう場に出席しようとしてると聞きまして」 
  
 愛梨「私たちもムッときちゃって、知り合いのつてを使ってちょっと懲らしめようってなったんです」 
  
 少し矛盾はあるがこれに乗っかるしかないようだ。 
  
 モバP「いやーごめん。どうしても合コン出たくってさー。集まりはまたあるからいいかなーって」 
  
 友人B「おいおい、お前それはまずいだろ。先にいえば日程の調整ぐらいできたのに」 
  
 友人A「まあまあ、そのおかげで三人と出会えたわけだしさ」 
  
 友人二人に笑顔が戻る 
  
 美波「すみません兄へのお仕置きは完了しました。もう一度自己紹介から始めましょう」 
  
 それからの三人の話術は見事だった。 
 連絡交換やデートの誘いをうまくかわし 
 それでいて相手が不快にならないように会話を回していく 
 美波はとにかく愛梨や文香もすごく上手だった。 
  
 誘いの多い芸能界で海千山千の業界人をかわし続けている彼女たちにとって 
 素人を手玉にとるくらいわけないということだろう。 
  
 表面上は大盛り上がりのうちに会は終了した。 
  
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