1:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:28:01.76 ID:kNF0HWkdo
とある朝
P「うーん、今日もいい天気だ。絶好のプロデュース日和だな!
……と、あそこで歩いているのはもしかして……」
紬「……」
P「おはよう、紬! ずいぶん早いんだな」
紬「きゃあっ!? プ、プロデューサー……!」
P「おっと、悪い。驚かせちゃったか?」
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:29:09.39 ID:kNF0HWkdo
紬「い……今の私の反応を見て、聞かなければ分からないのですか?」
P「いや、そんなことはないけど……」
紬「まったく、あなたという方は……。
3:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:29:40.64 ID:kNF0HWkdo
P「なんだ? 今度は何が……」
紬「い、今から劇場までの距離を、並んで歩けと仰るのですか……」
P「え? ああ、うん、まあそうだけど」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:30:55.70 ID:kNF0HWkdo
とある日、劇場控え室
P「おーい、紬、居るか?」
紬「! プロデューサー……何か御用ですか?」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:31:36.78 ID:kNF0HWkdo
P「贈り物? うーん……まあそういう言い方もできなくはないか」
紬「……だ、男性が女性に洋服を贈る時は、『自分の手で脱がせたい』という意味だと聞きました」
P「え?」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:32:27.02 ID:kNF0HWkdo
とある日、レッスンスタジオ
P「おっ、レッスン頑張ってるな紬」
紬「! プロデューサー……。レッスンなのですから、頑張るのは当然なのでは?
7:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:33:01.43 ID:kNF0HWkdo
P「? どうした、何か問題でもあるのか?」
紬「そ、そんなん、恥ずかしい……」
P「恥ずかしいって……。
8:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:35:10.40 ID:kNF0HWkdo
とある日、撮影スタジオ
P「お疲れ、紬。いい宣材写真、たくさん撮れたな!」
紬「はい。以前と比べれば随分リラックスできて、自分でも少々驚きました」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:35:46.77 ID:kNF0HWkdo
紬「ところでプロデューサー。その大量の写真は、一体どうなさるおつもりなのですか?
もしかして、また全部を宣材に?」
P「いや、これは流石に多すぎるから、ある程度までは絞るよ。
まあその作業は家に帰ってからかな」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:36:24.54 ID:kNF0HWkdo
P「とにかく、看病を頼むつもりもないし過労で倒れるつもりもないから。
それに写真を選ぶのって結構楽しかったりもするしな」
紬「そう、なのですか?」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:37:36.28 ID:kNF0HWkdo
その日の夜
P「さて、それじゃあ紬の宣材写真を選ぶとするか。
どれがいいかなーっと……」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:38:30.20 ID:kNF0HWkdo
P「……」
プルルル プルルル
紬『はい、紬です』
13: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2017/10/12(木) 22:38:49.37 ID:x+WU91nP0
突破してもめんどくさいな
>>1
白石紬(17)Fa
i.imgur.com
14:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:39:04.18 ID:kNF0HWkdo
紬『そんな……あんなに恥ずかしい思いをしたのに……』
P「それは申し訳ないと思うけど……」
紬『プロデューサーに頼まれたから頑張ったのに……』
15:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:41:34.69 ID:kNF0HWkdo
とある日、駅
紬「……」
P「さてと、今日は久しぶりに電車に乗るわけだけど……やっぱりまだ慣れないか?」
16:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:42:05.75 ID:kNF0HWkdo
紬「しかし、どうして東京というのはこれほどに、色々と複雑で雑多なのでしょう。
アイドルのお仕事には慣れましたがこればかりはどうにも、
いつまで経っても慣れる気がしません……」
P「そうだな、確かに東京は色々と複雑だ。でもいつかは慣れないとな。
17:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:43:01.16 ID:kNF0HWkdo
紬「ではなぜ、あのような……別れることを前提にしたようなことを仰るのですか……!」
P「いや、何を言って……。
スケジュールの関係で付き添えないこともあるかもってだけで、
別に一生付き添えなくなるなんて言ってないぞ」
18:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:43:33.38 ID:kNF0HWkdo
数日後、P宅
P(さて、今日は久しぶりのオフだ。何をして過ごそうか……)
ピーンポーン
19:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:44:09.13 ID:kNF0HWkdo
P「紬……? どうしたんだ、オフの日にわざわざ訪ねてくるなんて。
っていうかその大量の荷物は一体……」
紬「もちろん、衣類等の私物です。それ以外に何が?」
20:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:45:39.67 ID:kNF0HWkdo
紬「下宿先は引き払って来ましたし、式場もいくつか候補を挙げています。
それから、子供の名前も。婚姻届も、既に私が記入するべき項は記入して持ってきました」
P「……」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/10/12(木) 22:46:48.52 ID:kNF0HWkdo
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした。
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