高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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4: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/16(月) 20:33:51.78 ID:G+tFTeWDO



 彼女のそんな言葉に、俺は救われた気持ちになった。

 正直、不安で仕方がなかった。
 この路線でいいのだろうか、他の敏腕な先輩たちならもっと上手く売り出せたんじゃないか。
 彼女が不満を抱いていたらどうしようか。
 不安で寝れない日が何日あっただろうか。

 けれど……俺は、間違っていなかった。
 それを知れて、本当に良かった。
 こっそりお手洗いで大泣きしたのは、多分バレているだろう。
 彼女に嘘なんて、きっと通じないんだから。

 さて、そんな高垣楓とのプロデュース生活二年目に突入して。
 これは、そんなある日の出来事。
 雨が降り続ける毎日に嫌気マシマシな午後。
 事務所のソファで書類片手にスタミナドリンクを飲んでいる時だった。




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