【FGO】サーヴァントトレーニング
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4: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:27:40.15 ID:aFQ70cXAo
ギルガメッシュの場合

「聞けば健気にも戦いの真似事をしているそうではないか。
 我の手を煩わせないとしたのは感心だが、民を導くのも王の務め。
 特別に財を貸し付けてやろう。なに遠慮する必要はない。大いに喜び感涙に浸るがいい。
 ……なんだと? 有り難いけど宝具を使うのは無理ではないかだと……!
 たわけ雑種! 有象無象、凡百のサーヴァントなれど英霊は英霊!
 ただの凡人がそやつらと肩を並べようとするならば、例え宝具を使いこなしてもなお足りぬわ!
 なればこそ身に余る力を得ようとするならば、己の限界を定めずに全てを飲み込み受け入れるがいい!」
 
「……よい。面をあげよ。わかればいい。無知蒙昧な雑種が使い物になるよう調律するのも王の度量よ。
 見よ。この剣は相対する者の弱点を見抜き、熟練した剣士のごとく急所を狙い通す。
 対となる盾は知覚しない不意の攻撃すら防ぎ、持ち手を厄災から守るだろう。
 無銘の財なれど、粗忽者の貴様でも達人のように振る舞えるわけだ。
 どれ、一つ試してやろう。かかってくるがいい。……まさか王の身を案じる愚などは犯さまいな?」
 
「……ほう……なかなかの鋭さ。一息に突きと払いの二連撃。
 そのうえ死角からの射出も防いでおる。流石は我の財よ。未熟者がいっぱしの剣戟を見せおるわ。
 ……ぬ? どうした? 突然に絶叫しおって。……むぅ、これは両肩が外れているな。
 ………………………………どうやら貴様の脆弱さを見積もり損ねていたようだ。
 許せ。王であれ万に一つは間違える。偶々今日がその時であったのだろう。
 心配するな。医者を呼んでやる。……なんといったか、婦長と呼ばれておったな」

「……なに? 絶対呼ぶなだと? 両腕を切除される? 何故だ? 関節が外れてるだけだろうに。
 整骨というほどでもない。そこらの戦士でも治せそうなものだが……?
 まあいい。霊薬をくれてやろう。ふんっ、王が手ずから飲ませるなど、二度はないぞ。
 ……よし、もう痛みもあるまい。我の財を用いれば医者などいらんというわけだ。
 礼など構わぬ。…………まあなんだ、次は貴様に合わせた財を見繕ってやろう。しばし待つがよい。
 な、なに? それはそれとして我にはもう頼まないだと……!? く、ぬぅ……! 二度にわたって王を蔑ろにするなど許さぬぞ!」



ジャガーマンの場合

「ランサーだけど今日の気分はセイバー! 剣を教えてやるニャ!
 竹刀は持ったな!! 行くぞォ! まずは面の素振りニャ! 初心者のマスターは剣を手に馴染ませるのが先決! 
 フォームが間違ってたらその都度、矯正してやるから、手に豆できるまでガンガン振るべし!
 え? 暇そうだから声をかけただけなのに、マトモな指導でびっくりしてる?
 親しき仲にも礼儀をオブラってもらおうか! しまいには泣くぞコンチクショー!
 だが言うとおりだ! 何故か部屋にあったから着替えた道着と竹刀……そしてカルデアには無いはずのこの道場……!
 キミの突っ込みが一切なかったのは気になるが、異様にしっくりくる……!
 私は昔から槍ではなく、誰かに剣を教えていたような……それもロリブルマっ娘とかそんな雰囲気の弟子!」

「そう、まるで親虎が子虎に狩りを教えるようにだ……! えーい私を虎と呼ぶな! 成敗してくれる!
 何言ってるのかついていけない? 私にもわからぬ! 今宵、我が剣は血に飢えている!
 地獄組手始め! 面……! 胴……! 面……! 小手……とみせかけ胴……!
 ほう、これを凌ぐかマスター……! ギアを一つ上げていくぞッ……!!
 精妙な指捌き、虎のごとき握力が生み出す秘剣! 全ての悪夢は私が終わらせる!
 受けてみよ奥義! 星流れ……! 勝ったッ! 1.5部完……ふみゃっ!? ……ヒェッ! ク、ククルん!?」

「トレーニングならと見ていたら調子乗りすぎデース! ルチャリブレでいいなら私が付き合うわよ」

「こ、これは違うのニャ! 満月とか心臓とかそんなのでルナティックって……!
 厳しい親心で千尋の谷に落とす的な奴です! ジャガーだって偶にはやるのです! お代官様許してー!
 ヒィッ!? 我が心の道場が突如金網デスマッチリングにお色直しを……!? ギニャー……!?」

「マスターこれはジャベって言ってね。見ての通りのサブミッション。
 お姉さん派手なプランチャのほうが好きだけど……痛め……! つける……! には……! こっちが最適デース!

「ヒギィッ! あ、脚が捻れて歪んで曲がっちゃいけないほうに……! 痛い痛いです! 
 少々戯れが過ぎただけなのです! 謝るからマスター助けてー……!」

「それとね私もカルデアのデータベースで色々勉強したの。
 相手の首を脚で固めつつ投げ落とす感じの技をね。私ならコルバタにジャベをミックスして決めるわ。
 えーと……ティーグレエルレイって書いてあったわね。日本語だと虎王デース」

「それ絶対ダメな奴なの! デッドオアダイ! 首はダメ! ダメなのデース!」

「案外余裕そーネー。なんならマスターも混ざる?
 ……そ、残念。それじゃあ未成年には刺激がちょーと激しいからお部屋でご休憩しててくだサーイ」

「見せられないような刺激って何……!? そんな!? クルルんの顔が! 顔が! グエーッ!」


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