11: ◆6Z7O3ILpUk[sage saga]
2017/10/23(月) 23:15:52.78 ID:Q+z3N1Qk0
友2「それで、凛はプロデューサーのどこがいいの?恋愛とか抜きにして一緒にいて良いなって思うところとかあるでしょ。」
凛 「そうだなぁ。真面目なところとか話を聞いてくれるところかな。あと、意外と良い匂いする。」
友1「良い匂い?」
凛 「職業柄身だしなみには気を付けているのか、近づいたりすると良い匂いするんだよね。なんか自然な匂いだけど落ち着くというか。」
友1「それって香水の匂い?」
凛 「いや、もっと自然な匂いだって。シャンプーとかボディーソープで付けたみたいな感じかな。」
友2「それって体臭じゃないの?ほら、フェロモン的なやつ。好きな人の匂いが良い匂いに感じるのは本能的なものだっていうじゃない。」
凛 「そうは言うけど、私のはそうじゃない。なんかあるじゃん、ほら。」
友1「やっぱりプロデューサー狙いなんじゃん。頑張れ。応援してるよ。」
凛 「だから違うって。」
否定するこちらがだんだんムキになってくる。何とも馬鹿馬鹿しいと思いながらも、きっと私は顔を真っ赤にしているのだろう。
友2「そんなに照れなくても良いじゃん。いつも近くにいてくれて頼れる年上なんて惚れるに決まってるんだから。」
凛 「本当に違うんだから!」
捨て台詞のようにそう言って私は鞄を持って教室を去る。少し怒ったふりをしているだけだ。
いいや、このまま事務所にでも向かってしまえ。今日はレッスンも仕事もないけど行ったら誰かいるだろう。
もし、プロデューサーがいたらこの話を愚痴ってやる。
どう反応するかが楽しみになって来た。
(終?)
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