16:名無しNIPPER[sage]
2017/10/23(月) 01:16:20.36 ID:xHPbDruOo
自分の行動を、少し離れた位置からぼんやりと眺めているような感覚。
そういえば、今の私の状態をわかってもらえるだろうか。
こんなことはいけない。
そう頭で理解しているはずなのに、
今、私は自分の意思とは関係なく、目の前の少女の首筋に自分の顔を少しずつ近づけている。
ああ、あと少しだ。
あと少しでこの子の首筋にたどり着いて、そして思う存分、血をすすることが…。
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にこ「ちょっと、あんた、なんの冗談よ!」
真姫「そんなに嫌がらないでよ、にこちゃん。大丈夫、痛いのは初めだけ。すぐに気持ちよくなるんだから」
にこ「な、なんの話よ!!」
真姫「今までのみんなもそうだったから、安心して」
にこ「は? 今まで?」
いつもとは違う真姫の雰囲気に飲まれてベンチに倒れこむにこ。
その上に真姫が覆いかぶさる。
にこ「わ、わっ、わー!な、なにをする気よ!私は、そっちの気はないんだから!!」
真姫「ふふふっ、慌てるにこちゃんもかわいい」
にこ「わー!!」
自分の腕を掴む真姫の手を振り払おうとして、まったく腕が動かないことに、にこは今更気づく。
にこ「え?なに、この力?」
真姫「人間の身体能力で、私に勝てるわけないでしょう?」
にこ「へ?」
真姫「じゃあ、いただきま〜す」
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