119: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:44:26.90 ID:aeHy1wrN0
 ある意味当然だった。 
 だってあいつは。前回の裁判で大事な友人をなくしていた。 
 平気そうに見えるが、最初の事件からまだ日は浅い。 
 きっとまだ傷はいえてないし、完治はしないだろう。 
 そして、唐崎もまた似たような状況のはずだ。 
120: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:45:16.84 ID:aeHy1wrN0
 鷺宮「そろそろいい加減にしろつってんだろ!おんなじようなことばっか 
 いいやがって……!」 
  
 怒りがさめやらぬ鷺宮はとうとう顔を真っ赤にしている。 
 まずい。そう直感した。 
121: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:46:11.14 ID:aeHy1wrN0
 古伏「さ、鷺宮さん!相手は悪。今感情に任せ襲い掛かれば 
 反撃が来るのは必至です!」 
  
 四月朔日「そ、そうだよ!け、ケンカはよくないよ!それに……まだ……」 
  
122: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:47:02.37 ID:aeHy1wrN0
 唐崎「……確かに、あいつは。初めに俺にその真実を話したってわけだ。 
 ……ただ、お前らをだまし続けるつもりはなかったんだよ」 
  
 気まずそうな顔をしながら、言葉をつづける。 
  
123: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:49:06.53 ID:aeHy1wrN0
 梶原「そ、それじゃ、ま、まるで、か、か、か……」 
  
 楠見「どうだろうね。“目立ちたがらない梶原君”、多分だけど」 
  
 梶原「な、なんだよ……に、苦手なんだよ、ちゅ、注目されるのは……」 
124: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:49:50.51 ID:aeHy1wrN0
 雪水「だから、言うことだ。お前が裁判中機嫌が悪かったのは…… 
 鈴本が死んだから、だけじゃないだろ?鈴本の死だけなら、お前は 
 前と同じとは言わないが、今回よりましな態度だったんじゃないか? 
 お前が“認めたくなかったこと”はもう一つ、あってもおかしくないだろ」 
  
125: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:51:06.59 ID:aeHy1wrN0
 雪水「そんなの言ってみねーとわからねえだろ! 
 外れてたとして、そこから何かヒントが―― 
  
 楠見「もうそろそろふざけないでくれるかな唐崎君?」 
  
126: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/14(日) 23:59:03.15 ID:aeHy1wrN0
 夢川「私は楠見がどうとか唐崎がどうとかは知らないけど…… 
 僕は、うん、今回は雪水と楠見に便乗かなー。さっさということいえってとこ」 
  
 鷺宮「この期に及んでまだ何か隠してんのかよ……あーもう、俺なんか 
 なにも思いついてねーからとりあえず教えてくれっての」 
127: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/01/15(月) 00:04:36.48 ID:9vFofA6V0
 >>114ありがとうございます! 
  
 今回はここまで。ありがとうございました 
128:名無しNIPPER[sage]
2018/01/15(月) 00:08:52.41 ID:sT7kQ7AOO
 乙! 
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