小日向美穂「プロデューサーさんinプロデューサーくん」
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名無しNIPPER
2017/10/30(月) 18:37:59.39 ID:jy2g7gfM0
ヤバいって!! 流石にマズいってそれは!!
心で叫んでも聞こえるわけがない。
そうだ、小梅! せめて小梅がいれば、うまいこと誤魔化してくれるのでは!?
寮の廊下を運ばれる最中、固定された視界から必死に人を探していると、リビングの扉が開く音がした。
「おやぁ、美穂はん? 今日はぷろでゅーさーくんはんとご一緒どすか〜?」
「あっ、紗枝ちゃん! うん、今日はプロデューサーくんを洗ってあげる日なんだ。天気もいいし、干すのにも丁度いいかなって!」
「あらあら、それはええことどす〜。ぷろでゅーさーくんはんも喜んではるんやないですやろか」
紗枝はちょこちょこ美穂と並んで歩き、まじまじと俺を覗き込んできた。
蜜のような黒瞳を間近に見るのは久々で、何のリアクションも返せないのにドキドキした。
「――あぁ、せやったら、代わりにうちが洗って差し上げまひょか?」
「えっ? でもそんな、悪いよ」
「お恥ずかしい話なんやけどな? うち、夕べお風呂に入り損ねてしもうたんよ〜。せやから今から頂こ思て、ついでやから。どうどすやろか?」
「そ……そう?」
「美穂はん、今夜の準備もありますやろ? それにうちも、たまにこの子を撫でさせてもろてますから、ここらで恩返ししとかなあかんな〜って」
今夜の準備……?
「そっか。うん、じゃあ、お願いしていいかな? やり方とか、わかる?」
「抜かりありまへん♪ ほな、お預かりしますえ〜」
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