五十嵐響子「甘えんぼのきょーこちゃん」
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11:名無しNIPPER
2017/11/03(金) 03:30:56.82 ID:6LPfu3Le0

 という次第で響子のために、秘密の「甘え時間」を設けることになったのである。

 仕事やレッスンの合間、何か結果を出した時などに彼女は俺にご褒美を要求するようになった。

 最初の頃は、それでも遠慮がちだった。こういうこと自体に慣れていないのだから仕方ない。
 ちょっとだけ撫でてほしいとか、髪を梳かしてほしいとか、背中をぽんぽんしてほしいとか、その程度だ。

 そのうち慣れてきて、割と積極的になってスキンシップも増えてくる。
 膝枕をして欲しがったり、前から後ろからハグしてみたりと、そんな感じだ。
 
 彼女が甘え慣れするにつれ、おねだりする頻度が徐々に増え、時間も少しずつ長くなってきていた。

 まあ、一言で言えば。

 癖になったらしい。



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