【モバマス】「For Away」
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1: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:41:37.74 ID:OSkkI2gZ0
これはモバマスSSです。
小日向美穂ちゃんが出てきます。

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2: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:42:30.52 ID:OSkkI2gZ0
「はい、カットー」


現場に響き渡る監督の声。

以下略 AAS



3: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:43:11.40 ID:OSkkI2gZ0
「頼むよぉ……CMだからって撮影に何日も時間かけられないんだからさ」

「……はい」

はぁ……またやっちゃった。
以下略 AAS



4: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:45:38.24 ID:OSkkI2gZ0
この日は朝の撮影が終わり、昼からは事務所で取材が入っていた

事務所についたらPさんが笑顔で手招きをしていた。

「小日向さん、いいお知らせがあります!」
以下略 AAS



5: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:48:38.64 ID:OSkkI2gZ0
正直なぜ私が選ばれたのかわからなかった。
そのドラマのオーディションの時はまだましだっただけで、
最近私の調子が悪いのはPさんも知っているはず。
ここでやっても迷惑をかけるかもしれない……。
せっかくだけど断ってしまおうか……。
以下略 AAS



6: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:49:49.39 ID:OSkkI2gZ0
Pさんはさっきまでとは違う雰囲気で、
まるで私が断ろうか悩んでいるのがわかっているみたいに。

「小日向さんは最近少し伸び悩んでいるように感じました。
この監督さんと一緒にお仕事して、小日向さんが何か一つでも成長できたらと思います。」
以下略 AAS



7: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:50:21.68 ID:OSkkI2gZ0
「ぜひ、お願いします」

その後Pさんは今後の為に今までの予定を組み直してくれた。

「小日向さんの負担は最小限にはしたのですが少しスケジュールが厳しいので頑張りましょうね!」
以下略 AAS



8: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:51:02.31 ID:OSkkI2gZ0
「はいカット」

監督さんの一言で撮影が止まる。

「小日向ちゃん、どうしたのさ。オーディションの時のほうが良かったよ?」
以下略 AAS



9: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:51:54.77 ID:OSkkI2gZ0
今日3回目のミス。
台詞を間違えたりカメラの場所を把握できてなかったり、
私のうっかりミスが目立った。

「カット、はぁ……小日向ちゃん今日はもういいよ。一回仕切り直そう」
以下略 AAS



10: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:53:03.39 ID:OSkkI2gZ0
寮に帰ると同じ寮暮らしの響子ちゃんが駆け寄ってきた。

「美穂ちゃん!美穂ちゃんにお手紙が届いてましたよ!」

「え?私に?……ありがとう」
以下略 AAS



11: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:53:46.65 ID:OSkkI2gZ0
私は渡された封筒の中身を確認する。


『〇〇中学校第〇期生 同窓会のお知らせ』

以下略 AAS



12: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:54:39.64 ID:OSkkI2gZ0
アイドルになるために東京に出てきてもうすぐ半年。
養成所で練習していた時にたまたま事務所の人の目にとまって
気がついたらCMとかに出始めていて

自分でも驚くくらいあっという間にアイドルになってしまっていた。
以下略 AAS



13: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:55:10.62 ID:OSkkI2gZ0
「同窓会の日は……あっ……」

その日は今日のドラマの撮影日と雑誌の撮影、休むわけにはいかない。

「……どうしよう」
以下略 AAS



14: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:55:38.42 ID:OSkkI2gZ0
お仕事なんて忘れて同窓会……行ってしまおうか。
それでそのまま熊本での生活に戻るのもいいかも?

そんなことを考えている間に私は眠りに落ちてしまったようだ。
次に気がついた時には朝になっていた。
以下略 AAS



15: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:56:13.82 ID:OSkkI2gZ0
「はいカットー、どうしたの小日向ちゃん、集中してる?」

今日も現場に監督さんの声が響き渡る。

監督さんが言っているように私は集中できていなかった。
以下略 AAS



16: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:56:44.50 ID:OSkkI2gZ0
「もう一回行くよー、昨日も言ったけどそのシーンはもっと表情を柔らかくしてね〜」

「はい!」

撮影が始まる
以下略 AAS



17: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:57:35.95 ID:OSkkI2gZ0
「はいカット」

その一言で意識が帰ってくる

「ねぇ、さっきも言ったよね?意識しているようには見えないんだけど?」
以下略 AAS



18: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:58:20.77 ID:OSkkI2gZ0
「代役はいくらでも居るから、無理なんだったら早く言ってね」


「すいませんでした……」

以下略 AAS



19: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/03(金) 23:59:10.43 ID:OSkkI2gZ0
「ただいま…」

その日のお仕事は撮影だけだったから怒られた後すぐに寮に帰ることにした。
今日は自分の部屋で注意されたことを直す練習をしなくちゃ

以下略 AAS



20: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/04(土) 00:00:22.89 ID:SgWPnsSu0
寮のポストに入っている手紙だから誰への手紙かはわからないはずなのに
手に持った瞬間、なぜかその手紙が自分へのものだとわかったような気がした。

ペラリ

以下略 AAS



21: ◆9YfKA67h5g[saga]
2017/11/04(土) 00:00:54.32 ID:SgWPnsSu0
『突然の手紙ごめんね! 携帯が壊れちゃったからメルアドを登録しておいて欲しいの!よろしく!!』

手紙には懐かしい文字でそう書かれていた

メールアドレスが書いてあった下に最近あったことがたくさん書いてあった
以下略 AAS



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