8: ◆zx3da8lanjpy[saga]
2017/11/04(土) 18:06:01.55 ID:5WmiZ3PR0
俺達は店員さんに券を渡して、テーブル席に着いた。店内にはラーメンの香りが立ち込める。
「水取ってくる」
「あら? セルフサービスですのね」
コップ二人分に水を注ぎ、席に戻る。
「セルフサービスは知ってるんだ?」
「ええ。前にセルフサービスのお店に行ったことが。バイキングかしら?」
「あぁなるほど」
「どんなお味なのかしら……?」
桃華は、わくわくしているのか、少し落ち着かない様子を見せた。
「もし桃華が食べられなかったら、桃華の分も俺が食べるよ」
「あら、それは安心ですけれど、Pちゃまは大丈夫なのかしら?」
「大丈夫! なんてったって俺は桃華のプロデューサーだからな!」
「ふふっ、それは理由にはならないのではなくて?」
出任せの強がりが指摘され、少し照れくさい。が、桃華はそれ以上追及しなかった。
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