盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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192: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/01/09(火) 15:55:26.32 ID:stzXCINl0


――――――


商人(よし・・・体は回復した、あとは隙さえあれば)



勇者は、自身の婚約者に見惚れてか

体をくねらせ、見悶えている



商人(ありゃあ童貞だな・・・)



商人の見立てに誤りはなかった

勇者は若く、女に耐性が無かった

しかしそれは男なら、誰もが通る道

だからこそ、こと女性がらみにおいては何を考えているか読みやすい

しかし、勇者には年頃の男の子と違えることが一つだけあった

それは、その使命感とそれを達成するために自らを制する力を

勇者は人並み以上に備えていたのである



勇者「・・・」



その誤算が、徐々に表に出てくる

旅のさ中で貯めに溜め込んだリビドー、この時勇者はそれを再び手中に収めつつあった



勇者「よし、この話はここまでだ。俺は、侯爵家の娘さんと結婚する!」


勇者「だが、これ以上、奏上を邪魔されてはたまらん。冒険商人とその仲間たち、そこに侯爵家の御令嬢も含めたとしてもだ」


勇者「申し訳ないが、少し間眠っていてもらうぞ」


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