8:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 12:33:37.05 ID:/Di8zP+z0
らいなー「…とりあえず、出るか」
ジャン「…は!?」
らいなー「話は聞いたが、正直全くわからん。とりあえず、お前は今日風邪をひいて喉を傷めて、喋れないということにしておけ。風邪ってのは…わかるか?」
ジャン「…わかる…この部屋から出るのか?」
らいなー「あぁ。これをつけろ。」
ジャン「マ……マスク…?」
らいなー「お、わかったか。」
ジャン「耳にかけられるようになってんのか…うお、ここに固い…なんだ?針金が入ってる!」
らいなー「耳にかけたらそこを指でつまんでやる、そうするとマスクの上の部分が鼻の形に添うだろ」
ジャン「す、すごいな…うちにもこれがあったら、座学で習った死体からの感染病予防にも使える…!」
らいなー「…(さらっとえぐい事を言ったが…まぁいいか)」
らいなー「外に出れば、今のお前を見る限り…知らない事と危険がいっぱいだ。まるこ達に合流するまでは俺から絶対離れるな」
ジャン「わ、わかった!」
らいなー「それから変に騒ぐと目立つ。静かにしてるんだぞ。」
ジャン「な、なぁらいなー…俺はやっぱり部屋にいた方が…」
らいなー「何の使い方もわからない、ましてや俺たちの知り合いのじゃんでもないお前をここに一人で置いとけるわけないだろう。」
ジャン「そ、それもそうか…わかった」
らいなー「じゃあ、さっさと行くぞ。ほら、これが上着でこっちがお前のカバンだ。えーと…スマホは充電中か?」
ジャン「すま…?」
らいなー「…わかった、スマン。ああ、あった…これがお前のだ、カバンの中にでも入れとけ。なくすなよ。」
ジャン「え、あ、あぁ…この黒い小さな鉄の塊がなんの役目を果たすんだ?」
らいなー「後で説明してやる。今ならぎりぎり授業に遅刻で間に合うんだ、行くぞ」
ジャン「お、おう」
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