「目を覚ますと黒澤ルビィになっていました」
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2:名無しNIPPER[sage]
2017/11/17(金) 16:06:13.68 ID:0DdbjQLo0
 目を覚ますと、知らない部屋のベッドで眠っていた。
 壁には女の子が並んでいるポスター(たくさんある)
 薄いピンク色のカーテン。
 女の子が寝そべっているような、デフォルメされたぬいぐるみ。
 
 そして目の前には同い年くらいの女の子。
 
ダイヤ「冗談はおよしなさいルビィ、いくらあなたが浦の星に合格するのも
     ギリギリの成績だったとは言え、
     姉の顔を忘れるほど頭は悪くなかったはずです」

 姉……姉かあ……。
 そして私はルビィという名前らしい。
 さきほど黒澤ダイヤと名乗っていたから、この子は……
 ダイヤにルビィ……ご両親はよっぽどの……

「あの……ちょっと記憶が混濁してて」

ダイヤ「ええ、ええ、混濁しておりますわね、熱で悪い冗談をいうほどに!
     とはいえ病人を責めるなど言語道断です」

 あ、ちょっと涙目。
 この子言うまでもなくちょっとシスコンの気がある?

 ――痛!

ダイヤ「ルビィ!?」

 ああ、身体揺らさないで、頭が、頭が割れそうなくらい痛い!
 何かが、何かが流れ込んでくるような……!
 
 これは……誰かの記憶?


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