【艦これ】ウキウキ!!首相の鎮守府訪問!!のようです
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44: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2017/11/26(日) 22:30:17.28 ID:f6oSF7N00
叢雲「アンタ方が今の今までこの問題に着手しなかったのは……まぁ、海軍の末席にいる私達には知る由もない理由があったのでしょうね」

叢雲「だけど、その間にも人間に不満を持つ艦娘は着実に増え続けている。確か、時雨達がムルマンスクで出会った『Верный』もその類だったのよね?」

( T)「正確には海軍に、だけどな。まぁ大した違いはねえさ。どちらもクソだ」

叢雲「それもそうね。不満ってのは膨らんでいく風船よ。今はどれほどの大きさになっているのかはわからないけども……」


叢雲はコーヒーを飲み干すと、『スチール缶』を両手で挟み込み


叢雲「私達なら、いつでも破裂させられることが出来る」


紙でも丸めるかのように、ぐしゃりと握りつぶした


(゚、゚;トソン《っ……全員が全員、どうだとは限らないでしょう。私は彼女達や、それを率いる人間の正しさを信じています》

叢雲「この期に及んでまだそんな甘い事が言えるのは大したものね。そう、確かに謀反の規模としては小さいかもしれない……」


片手に収まるほどにまで小さくなった空き缶を、更に握りつぶしていく


叢雲「でもね、例えば……共通の敵である深海棲艦の勝利が確定した瞬間、『正しさ』の支えとしていた守るべきものが失われた瞬間ってのは」

叢雲「これまで良い子を演じていた小娘が掌を返すには十分な衝撃でしょうね」

(゚、゚;トソン《そんな最悪の結末をっ……!!》


ああやっぱりエグい事を言ってらぁ。お相手もそれに気が付いたらしい


(゚、゚;トソン《最悪の、結末を……引き起こせると言うのですか?》

叢雲「ええ」


『なんてことはない』と軽い口調で返し、コインサイズにまで小さくなった空き缶だったものを親指で弾く
クルクルと回転しながら放物線を描いていくその金属片は、執務室のゴミ箱へ寸分違わず着地した。分別しろよ


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