最後の最期
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6:恋花えれん[sage]
2018/01/05(金) 08:23:40.52 ID:0QWB1AaA0
目覚めても世界は同じ。

澄み切った空なんか、まばゆい光りなんか、キライだ。

光の差し込まない僕の心とは裏腹に、僕の茶色い目は光で満たされる。

寝癖の付いたかみを乱暴になでつけ、ため息をつく。

何で、僕は生きているんだろう。

何で、僕が生きているんだろう。

存在する必要のない僕が生きている意味は?

僕の代わりなんていくらでもいるし、いくらでも作れる。

代わりなんていなくてもいい。

真白なんて掃き捨てるほどいるのに。

生きている意味なんか、どこを探しても、誰にきいても見つからない。

なのに、人は上辺の言葉を並べて励ましたり、語り合う。

そんな言葉に、力なんてない。

人間なんか、誰が何のために作った?


友達A『う〜ん、人を愛するため、かな?』

君はしあわせだな。

愛なんて…。

そんな見えないものどうやってつかむんだ?

どうやって守るんだ?

もし、死神がいたら…。

僕の命なんかくれてやる。

魂でもなんでも持っていけばいい。

僕は、【死】が欲しい。

ちょうどいいでしょ?

早く、来てよ…。

きれいさっぱりなくなりたい。

ループなんていらない。

一人でいたい。

ん…?

いっそのこと、この手で全てを消して、一人で、からっぽになった国の王様なんかになるのもいいかもしれない。

そんな事、出来っこない。

臆病者の僕に、全てを消し去る度胸なんかない。

まず、できない。

そういうカンジのゲームないかな…。

ほんとにみんな消そうとしたら捕まるし。

「!!!見つけた…」ニヤッ







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