9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/01(金) 00:32:00.27 ID:LIjH7qpN0
〜4〜
言えなかった。魔法少女が魔女になるなんて
だが、そうだとしても、気づく魔法少女がいずれ出てくる
僕たちは悪魔と罵られた
悪魔と罵られる事自体は構わなかった。ただ、魔法少女が魔女になってしまう。その事がただただ悲しかった
そしてそれは僕たちにも変異をもたらす
魔法少女として戦っていたインキュベーター。彼女らもまた魔女になったのだ。
QB「こんなことって……」
しかも僕たちの魔女はインキュベーター同士の繋がりからか、魔女同士で結合を始めた
いつしかそれは巨大な魔女となり、魔法少女の手にもおえないものとなっていた
もう猶予はない
これ以上奴を大きくする前に、僕たちの魔女化する原因を断ち切る必要があった
……これ以上現状に耐えられなかったという事もあった
ある仲間がインキュベーターに願った
QB「僕たちインキュベーターから感情を消してくれ」
かくして僕たちは感情を持たない魔法少女となった
もっとも姿形は母星の連中と変わらないもの。実質もう似たような存在だ
こうなってみると今まで何を悩んでいたのかがわからなくなった
魔法少女から魔女になった際の希望から絶望の相転移の力を宇宙の延命に使う
それの何が悪いというのか
そう、僕たちはそれを思考する能力さえ失ってしまったのだ
僕たちの魔女の集合体はワルプルギスの夜と呼ばれ、しばしば現れては魔法少女達を苦しめるようになったという
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