【咲-Saki-】求めあうしおるねSS【旧白糸台】
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15: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/12/12(火) 22:13:59.77 ID:roXtyUv90

 るねさんは顔を真っ赤にして、肩を震わせています。
 ぶるぶる震える手で慌ててブラウスのボタンを閉じ、スカートを拾い上げています。

琉音「うう〜〜! ヒグッ…!」

栞「あ――」

 あかん泣く、これ、るねさん泣いちゃう。
 やばい謝らないと、ガチで嫌われる……。

琉音「……グスッ……だって、あれはしおりが……!」」

 るねさんは嗚咽を抑えつけながら、必死の様子で言葉を絞り出します。

琉音「ヒック……しおりがちゅーしてくれたのが、嬉しかったから……ッ!」

栞「……!」

琉音「いきなりでびっくりしたけど、う、嬉しかったのに……ヒグッ……仲良しちゅーとか、わけわかんないこと言い出すから……!」

栞「るねさん……?」

琉音「仲良しえっち……グスッ、ヒッ、しないと、嫌われると、思ったから勇気だして、ぬ、脱いだのに……!」

 あ、やばい。マジのやつです、これ……。

栞「るねさんわかった、わかりましたから……」

琉音「ひぅっ、エグ……! お風呂も入ってないし、学校の教室でなんて嫌だったけど、ングッ、がんばったのに……!」

 感情のピークに達したのか、るねさんはいったん言葉を切り、きっと私を見据えます。

照「渡辺さん……あの……」
 
琉音「なんで宮永連れてきてんだよ! 二人きりだと思ったのに!」

照「」ビクッ

栞「わかりました……! わかりましたから……!」

琉音「わかってない! 私、本当にチームの相談だと思ってここ来たんだぞ! したらいきなりハグされて、なんの脈絡もなしにディープキスだよ! 訳わかんねぇよ!」

栞「あわわ、ごめんなさい、そうですよね、るねさん的にはそうですよね……」

 そりゃそうです。るねさん的にはすべてが唐突です。
 私としては、もうこういうことしちゃってもOKという暗黙の了解が出来上がっている関係だと思い込んでいたのですが、やはりそうではなかったようです。

 マジフォローが必要な事態になってしまいました。
 泣きながら制服を着なおしたるねさんに、歩み寄ります。



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