【fate×ポケモン】桜「助けてください・・・」 ネクロズマ「・・・」
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◆Qgzzt8/8jI
2017/12/12(火) 22:34:57.56 ID:qgs1DbC9O
黒き怪獣は目の前に光を集め、球体を型取りそしてそれを花火のように打ち上げ、その火花を散らせた。
突如として蟲達に、容赦なく無数の虹色のような光の光線が降り注ぎ、光に当たった蟲達が次々に光によって滅却されていく。
そして、その無数の光の向かう先には、老人の姿もあった。
臓硯「桜、お前とは再び相見えよう」
そうして光の散弾を喰らい続けた老人も滅却され、その姿をくらませた。
蔵には傷だらけの肢体が露わとなった紫色の髪の少女と黒き怪物だけが残っていた。
桜「あ、あの・・・ありがとうございます」
ネクロズマ「レイニハオヨバナイ。ソレヨリ、コレカラドウスルツモリダ。ニンゲンノコトバデイウ、「ゼツエン」ヲセンコクサレタノダロウ?」
ネクロズマは聖杯戦争については知らず。その上、これからどうするかをまだ決めていない。
桜「私は間桐の人ではなくなったので・・・、この家を家出しようと思うんです」
ネクロズマ「アテハアルノカ」
桜「はい、あてならあります。暫くはそこで生活しようかなって考えてます」
桜はネクロズマにニッコリと微笑んだ。
桜「それと・・・、あなたにはこれから話さなくちゃいけないことがあります。変なことに巻き込むかもしれません」
ネクロズマ「ダイジョウブダ。オレモ、ミズカラノウンメイニタチムカオウトシテイタ。オマエトトモニタタカウコトヲチカオウ」
桜「本当に、ありがとうございますっ・・・!」
桜という少女は、感極まって涙を流した。
ネクロズマは、かつて人間に送った親しみの目と同じ目で桜を見守った。
ネクロズマ「フクヲキロ、サムイダロウ」
ネクロズマの些細な気遣い。
蔵の入り口に置いてあった桜の服をエスパーの力で浮翌遊させ、桜の手元にまで持っていった。
しばらくして泣き止むと、桜とネクロズマは蔵を出て、向かうべきところに向かっていった。
その二人の姿を、一人の少年が注視していた。
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