【fate×ポケモン】桜「助けてください・・・」 ネクロズマ「・・・」
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4: ◆Qgzzt8/8jI
2017/12/12(火) 22:08:46.87 ID:qgs1DbC9O
臓硯「よもやサーヴァントを召喚するとは。これでようやく間桐が世界を席巻する機会が訪れたということか。だが、見たことも聞いたこともないような姿のサーヴァントだ。イレギュラーが起こっているとでもいうのか?」

桜「・・・」

サーヴァントという言葉。耳にはしたことがある。

聖杯戦争。
サーヴァントと呼ばれる英霊を使い魔として従えての、七人のマスターによる殺し合い。
勝者には、何でも願いを叶えてくれる聖杯が手に入るという闘い。

この戦争が実在し、目の前の黒き怪獣が自分のサーヴァントとして召喚されたのなら、自分はこの殺し合いゲームの参加者ということになる。

何でも願いをかなえてくれる聖杯。
もしかしたら、想い人との暮らしでも・・・

だが、少年のことをイメージするのと同時に、そのような考えは自然と無くなっていった。
そして、この状況を境に、少女はある決意をする。

桜「お爺様・・・。私はサーヴァントとやらを召喚・・・出来たんだと思います。私は間桐の養子として育てられたので、間桐として聖杯戦争とやらに参加し、間桐に栄光をもたらす。それは筋だと思っています」

臓硯「ほぅ。あの無能なヤツとは違い、頭の良く出来た子で助かる」

桜「ですが、私は・・・、私の人生を生きたい!誰かの描いたシナリオに沿って生きるのではなく、私が実現させたいと思う「世界を実現させたい!」」

臓硯「・・・何を言いだすかと思えば・・・。得体の知れない「モノ」を召喚した途端につけあがりおって」

桜「そうやって、私のこと「も」、只の道具、いや、「モノ」でしか見なかったことは、お見通しです。私は、血筋に栄光をもたらす道具じゃない!」

臓硯「ふん・・・、ハナっからお前のことは、間桐にとって使える強い魔術士を産み出す産卵マシーン程度にしか認識していなかったがな。隠しているつもりも毛頭なかったが?」

桜「もう十分です・・・。私は・・・闘います」

無理だとわかってても走り高跳びに挑み続けた、かつての少年のように。


今度は自分が、自分の「運命」に立ち向かう時。


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