24: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:14:45.40 ID:Qezuh/qr0
  
  びっくりしました。耳も尻尾も出ました。 
  
  ば、ばば、ばばばばば、バレてる? 
  
  まさか、そんな。私ちゃんとそういうのバレないように気を付けてたつもりなのに。 
  前に周子ちゃんにズバリ言い当てられたけど、普段はプロデューサーさんのこと好きだってみんなに悟られないように、想いを抑えてるはず……っ。 
  …………抑えられてるよね? だよね? 
  
 「わ、我が友美穂が、あの者を見つめし時、瞳に熱き火が宿り……や、宿れば……やどるとき……」 
  
  あぁあぁ、ば、バレてたぁ……っ! 
  
 「それで……その」 
  
  じっと見つめられちゃいます。 
  ちょっと上目の蘭子ちゃんの眼は、それでもすごく真摯で。 
  からかおうとか、そういう意図はまったく感じ取れませんでした。 
  
  ……こ、ここまでくると、もう誤魔化せないよね。 
  
  私はベッドの上に正座して、蘭子ちゃんを正面から見返します。 
  
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